シンガポールに住む日本人
今日は、シンガポールに住んでいる日本人について書いてみたいと思います。
まず、一番多いのは、日本の会社の駐在社員さんですね。高い学歴と、高いサラリーをもらい、高い家賃のコンドミニアムに住んでいる方々です。
多くの企業が誰もが聞いた事のある有名な会社の社員さんです。
特に最近は日本から部署ごと移転させてくる会社も増えているようで、すれ違いざまに日本語を話している人の数が日に日に多くなっているような気がします。
そういえば、日本人学校に入る生徒の数がうなぎ上りに多くなって、毎年20%ぐらい増えてるという話も聞きました。
次のグループが現地採用の日本人社員さんです。日本の会社の現地派遣社員としてシンガポールや近隣のマレーシア等に勤務した後、日本に帰るよりアジアに残りたくなりそのままシンガポールで就職した方々です。
面白いのは、中高年では男性が多いのですが、若い方はむしろ女性が非常に多いです。海外留学や帰国子女の方々は、日本の文化の中ではどうも生きにくいので、いっそ日本を出てしまった方がストレスなく自分らしく生きられると思う方が多いのではないでしょうか?
そして次のグループが、何らかの事情でシンガポールで起業した人たち。私もその一人です。最初の動機はそれこそ千差万別で一概には言えません。一番多いのがシンガポールに赴任後、帰国の辞令とともにシンガポールに残ることを決断した人たちのように思いますが、最近は直接こちらで起業する方たちも増えてきました。
現地採用から独立するパターンも結構ありますね。こちらの現地採用の給料はとても安く、海外駐在組の人たちと比べると、住居や外食時に選択するレストランなど、大分制約されてしまいます。
それならば、ひとつ自分で何かやってみよう!と思う人がいても不思議ではないですね。
こういった方たちの横のつながりも、結構あったりします。
そして最後に完全に節税目的で移住してくる人たち(お金持ち)です。
この方々も本当にいろんなグループがあって、一番聞こえが良いのが、超有名上場企業のオーナー一族です。あまり具体的にはかけませんが、結構来ています。
私の直接の知り合いで、とってもお金持ちな人が、シンガポールに移住する計画をたててました。何度か相談を受けて、今年移住する予定でしたけど、結局直前で辞めた方もいらっしゃいます。
ちなみにその方は3つの上場企業のオーナーです。
いまは日本の相続税をまぬかれるのには、相続人、被相続人ともに5年以上海外に居なければいけません。
所得税対策でシンガポールに住むのは良いかもしれませんが、相続税対策だと、別にシンガポールでなくとも他にもいろんな国が候補に入ります。
話が横道にそれますが、シンガポールに居住する個人の場合、海外で発生した所得には課税されません。
また、シンガポール国内法人であっても3国間貿易である場合、海外源泉の売り上げがシンガポール国内の銀行口座に支払われなければ、課税対象になりません。
夢のような話ですが、この辺をうまく活用している法人はまだないようですね。
香港の登記法人も申請すれば、3国間貿易の利益にはまったく課税されませんが、申請手続きがちょっと面倒です。
話を元に戻します。
最後に節税目的で移住してきたグループには、ちょっとグレーな(人に言いにくいけど、違法ではない)仕事でお金を稼いでいるや、ブラック(違法)な仕事でお金を作った人がいます。
シンガポールはとっても小さい国なので、たった一人にでも自分のことを話すと、翌月には知り合いの輪に入っているほとんど全員がそのことを知っているという冗談みたいなことになる国です。
グレー(アングラ)ビジネスに携わっている人は、絶対に人に言ってはいけません。一人でもいってしまうと、全員の知るところとなり、知らないのは本人ばかりということになります。
最近のグレービジネスの方の仮の肩書ではやっているのは、「○○コンサルタント」です。
まぁ、別に悪いことをやっているわけではないので、構わないんですが、さっきも書いたようにここは日本人に限って言えば、エリートサラリーマンの多い国です。
いくら大金を稼いていても、アングラやグレーなビジネスでは、付き合いの輪の大きさが限定されてしまいます。
気にならない人にとっては大きなお世話ですが、気になる人は、なにか他の肩書をあらかじめ用意しておくことをお奨めします。
話し出すとめちゃくちゃ面白いエピソードがいっぱいあるのですが、ちょっと控えます。
ざっとシンガポールでは今書いたようなグループの人たちが、それぞれのグループ内で濃い付き合いをしています。
上場企業オーナー、アングラビジネス成金、現地採用サラリーマン、エリートサラリーマン、中小零細企業オーナー(含:私)などが、ごちゃっと同じエリアや、同じ社会生活を営む空間に住んでいる不思議な場所がシンガポールです。
あいさつ程度はしますが、異なるグループ間で深い付き合いをしているケースはあまりありません。(子供が同じ学校に通っているママさんは別だと思いますが...)
あと、最初に書いたようにここはエリートサラリーマンの駐在がとても多い国です。
白紙の履歴書を埋めるように相手のプロファイルを頭に入れる傾向があります。
わずか30,000人足らずの日本人が、とても小さいいくつかの限定されたエリアに集中して住んでいるので、本人が知らないところでどんな仕事をしているのか、すっかりばれてしまっています。
私個人は、どんな仕事をしているかというと、日本にひとつ、シンガポールに2つ、マレーシアに1つ会社を持っています。
ですが、そのうち、周りの人には、1つだけの仕事しか言っていません。
なぜ1つしか言わないかというと、1つの固い仕事を地味にやって頑張ってますって感じの方が、受けが良いからです。
他の仕事もとても固い仕事で、結構儲かっているのですが、あまり大口をたたかず、気を引き締めるためにも口外していません。
昔うまくいった仕事で調子に乗りすぎ、大勘違いから結構痛い思いをしたのがトラウマになっています。
あぁ、調子に乗ったまま人生を全うしたかったなぁ。
では、今日はこの辺で...
まず、一番多いのは、日本の会社の駐在社員さんですね。高い学歴と、高いサラリーをもらい、高い家賃のコンドミニアムに住んでいる方々です。
多くの企業が誰もが聞いた事のある有名な会社の社員さんです。
特に最近は日本から部署ごと移転させてくる会社も増えているようで、すれ違いざまに日本語を話している人の数が日に日に多くなっているような気がします。
そういえば、日本人学校に入る生徒の数がうなぎ上りに多くなって、毎年20%ぐらい増えてるという話も聞きました。
次のグループが現地採用の日本人社員さんです。日本の会社の現地派遣社員としてシンガポールや近隣のマレーシア等に勤務した後、日本に帰るよりアジアに残りたくなりそのままシンガポールで就職した方々です。
面白いのは、中高年では男性が多いのですが、若い方はむしろ女性が非常に多いです。海外留学や帰国子女の方々は、日本の文化の中ではどうも生きにくいので、いっそ日本を出てしまった方がストレスなく自分らしく生きられると思う方が多いのではないでしょうか?
そして次のグループが、何らかの事情でシンガポールで起業した人たち。私もその一人です。最初の動機はそれこそ千差万別で一概には言えません。一番多いのがシンガポールに赴任後、帰国の辞令とともにシンガポールに残ることを決断した人たちのように思いますが、最近は直接こちらで起業する方たちも増えてきました。
現地採用から独立するパターンも結構ありますね。こちらの現地採用の給料はとても安く、海外駐在組の人たちと比べると、住居や外食時に選択するレストランなど、大分制約されてしまいます。
それならば、ひとつ自分で何かやってみよう!と思う人がいても不思議ではないですね。
こういった方たちの横のつながりも、結構あったりします。
そして最後に完全に節税目的で移住してくる人たち(お金持ち)です。
この方々も本当にいろんなグループがあって、一番聞こえが良いのが、超有名上場企業のオーナー一族です。あまり具体的にはかけませんが、結構来ています。
私の直接の知り合いで、とってもお金持ちな人が、シンガポールに移住する計画をたててました。何度か相談を受けて、今年移住する予定でしたけど、結局直前で辞めた方もいらっしゃいます。
ちなみにその方は3つの上場企業のオーナーです。
いまは日本の相続税をまぬかれるのには、相続人、被相続人ともに5年以上海外に居なければいけません。
所得税対策でシンガポールに住むのは良いかもしれませんが、相続税対策だと、別にシンガポールでなくとも他にもいろんな国が候補に入ります。
話が横道にそれますが、シンガポールに居住する個人の場合、海外で発生した所得には課税されません。
また、シンガポール国内法人であっても3国間貿易である場合、海外源泉の売り上げがシンガポール国内の銀行口座に支払われなければ、課税対象になりません。
夢のような話ですが、この辺をうまく活用している法人はまだないようですね。
香港の登記法人も申請すれば、3国間貿易の利益にはまったく課税されませんが、申請手続きがちょっと面倒です。
話を元に戻します。
最後に節税目的で移住してきたグループには、ちょっとグレーな(人に言いにくいけど、違法ではない)仕事でお金を稼いでいるや、ブラック(違法)な仕事でお金を作った人がいます。
シンガポールはとっても小さい国なので、たった一人にでも自分のことを話すと、翌月には知り合いの輪に入っているほとんど全員がそのことを知っているという冗談みたいなことになる国です。
グレー(アングラ)ビジネスに携わっている人は、絶対に人に言ってはいけません。一人でもいってしまうと、全員の知るところとなり、知らないのは本人ばかりということになります。
最近のグレービジネスの方の仮の肩書ではやっているのは、「○○コンサルタント」です。
まぁ、別に悪いことをやっているわけではないので、構わないんですが、さっきも書いたようにここは日本人に限って言えば、エリートサラリーマンの多い国です。
いくら大金を稼いていても、アングラやグレーなビジネスでは、付き合いの輪の大きさが限定されてしまいます。
気にならない人にとっては大きなお世話ですが、気になる人は、なにか他の肩書をあらかじめ用意しておくことをお奨めします。
話し出すとめちゃくちゃ面白いエピソードがいっぱいあるのですが、ちょっと控えます。
ざっとシンガポールでは今書いたようなグループの人たちが、それぞれのグループ内で濃い付き合いをしています。
上場企業オーナー、アングラビジネス成金、現地採用サラリーマン、エリートサラリーマン、中小零細企業オーナー(含:私)などが、ごちゃっと同じエリアや、同じ社会生活を営む空間に住んでいる不思議な場所がシンガポールです。
あいさつ程度はしますが、異なるグループ間で深い付き合いをしているケースはあまりありません。(子供が同じ学校に通っているママさんは別だと思いますが...)
あと、最初に書いたようにここはエリートサラリーマンの駐在がとても多い国です。
白紙の履歴書を埋めるように相手のプロファイルを頭に入れる傾向があります。
わずか30,000人足らずの日本人が、とても小さいいくつかの限定されたエリアに集中して住んでいるので、本人が知らないところでどんな仕事をしているのか、すっかりばれてしまっています。
私個人は、どんな仕事をしているかというと、日本にひとつ、シンガポールに2つ、マレーシアに1つ会社を持っています。
ですが、そのうち、周りの人には、1つだけの仕事しか言っていません。
なぜ1つしか言わないかというと、1つの固い仕事を地味にやって頑張ってますって感じの方が、受けが良いからです。
他の仕事もとても固い仕事で、結構儲かっているのですが、あまり大口をたたかず、気を引き締めるためにも口外していません。
昔うまくいった仕事で調子に乗りすぎ、大勘違いから結構痛い思いをしたのがトラウマになっています。
あぁ、調子に乗ったまま人生を全うしたかったなぁ。
では、今日はこの辺で...
2013-12-15 15:44
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