シンガポールの料理人と和食レストラン
こないだ外人が作る和食のコンテスト「和食ワールドチャレンジ2013」で、シンガポールの料理人であるリー・ウォック・ウィンさんが優勝しました。
リー・ウォック・ウィンの寿司割烹店はアマラホテルにあります。
アマラホテルに入ってるレストランはほとんど食べたんですが、和食は他に行きつけの店があるので、リーさんの店はまだ行ったことがありませんでした。
今度いってみよ。
ちなみにシンガポール在住の方は、アマラホテルのレストランは、和食に限らず、ほぼすべて一定の料理を出してくれて、値段がリーズナブルなところが多いので、どこもお勧めです。
かなり高い価格、庶民感覚ではありえない接待用の和食店ではまだ日本人のオーナーシェフが調理する和食店がシンガポールには何件かあります。
ただ、最近ではあまりに高い価格設定の店が生き残っていくのはかなり難しくなってきているのが現状です。
値段がリーズナブルで、なかなかの味を出している和食店の料理人は、ほとんどが中華系の方が料理しています。
この中華系の方は、もともとシンガポール出身の方だったり、マレーシアの方だったりします。
何らかの和食店で一定期間日本食の修業を積み、お店を出すというパターンが最近とても多くなってきています。
具体的な金額は控えますが、そこで大分人件費を節約することができるため、ダイレクトの料理の価格に跳ね返ってきます。
多分、ざっくりと70%ぐらいの価格ではないかと思います。
では、味の方はどうかというと、こちらも本格的な和食の店を東京で堪能していた方からすると、「う~ん、惜しい」という部分があるのも事実です。
ただ、これも人によります。
定期的に日本人による味のチェックが入るような店では、なかなか頑張っているなと言う気がします。
で、だらだらと世間話を書いてきましたが、同じ味だったら普通は安い方の店に人が集まります。
最近のシンガポール和食店では、この傾向に拍車がかかってきています。
もし、和食店をオープンしようとしているのであれば、くれぐれも調理がすべて現地採用の中華系の調理人で完結しないと、まず元が取れないのではないかと思います。
中間値やジニ係数を調べてなくて、肌感覚からくる推測で書き申し訳ありませんが、一人当たりGDPが日本人とほぼ一緒になったとはいえ、貧富の差が激しいために恐らく中間値ではまだまだ日本人の方が高いと思います。
なので、日本の方を労働力の主力メンバーとして考えているのであれば、考え直し、なんとか現地採用の中華系の方で違った形でサービスを提供することをお奨めします。
和食そのものは、ものすごくいま湧いていますので、食に自信のある方は、是非トライしてみるべきだと思います。
ただ、日本人が作るのではなく、人件費の安い方に作ってもらう仕組みをうまく考える必要があります。
世界遺産に和食が登録されましたので、今後和食自体はまだまだ発展していくと思います。
日本でも、中華料理店やイタリヤ料理はほとんど日本人が作ってます。
昔イタリア人に六本木のおいしいパスタ屋に連れて行きました。
「これは、イタリアのパスタとは違うけど、むちゃくちゃおいしい!」と完食していました。
和食もこんな風になっていくのではないでしょうか?
そういえば、いままで日本人のことを中心に書いてきましたが、次回はシンガポールおよび中国大陸の中国人について書いていこうと思います。
話がそれてしまいますが、今後世界の中心が二つになり、その一つがアメリカ、もう一つが中国になっていくのは避けることができない現実です。
なんせ、ベビーブーマーで新生児が1600万人の国です。
日本の人口の10%以上ですよ。
市場としては絶対見過ごせない国になると思います。
ただ、文化的にマルチグローバルな巨大企業がでるかというと、こちらはかなり難しいと感じています。
いっぺんに書くのはかなり大変なので、文化的な背景も含めて、ゆっくりと書いていきます。
最後に、典型的な日本人であればあるほど、中国人のメンタリティーを理解するのは難しいようです。
あなたが日本人としてうまくやれていなければいないほど、もしかしたらあなたは中国関連のビジネスで成功する可能性を秘めているかもしれません。
今日はこの辺で...。
リー・ウォック・ウィンの寿司割烹店はアマラホテルにあります。
アマラホテルに入ってるレストランはほとんど食べたんですが、和食は他に行きつけの店があるので、リーさんの店はまだ行ったことがありませんでした。
今度いってみよ。
ちなみにシンガポール在住の方は、アマラホテルのレストランは、和食に限らず、ほぼすべて一定の料理を出してくれて、値段がリーズナブルなところが多いので、どこもお勧めです。
かなり高い価格、庶民感覚ではありえない接待用の和食店ではまだ日本人のオーナーシェフが調理する和食店がシンガポールには何件かあります。
ただ、最近ではあまりに高い価格設定の店が生き残っていくのはかなり難しくなってきているのが現状です。
値段がリーズナブルで、なかなかの味を出している和食店の料理人は、ほとんどが中華系の方が料理しています。
この中華系の方は、もともとシンガポール出身の方だったり、マレーシアの方だったりします。
何らかの和食店で一定期間日本食の修業を積み、お店を出すというパターンが最近とても多くなってきています。
具体的な金額は控えますが、そこで大分人件費を節約することができるため、ダイレクトの料理の価格に跳ね返ってきます。
多分、ざっくりと70%ぐらいの価格ではないかと思います。
では、味の方はどうかというと、こちらも本格的な和食の店を東京で堪能していた方からすると、「う~ん、惜しい」という部分があるのも事実です。
ただ、これも人によります。
定期的に日本人による味のチェックが入るような店では、なかなか頑張っているなと言う気がします。
で、だらだらと世間話を書いてきましたが、同じ味だったら普通は安い方の店に人が集まります。
最近のシンガポール和食店では、この傾向に拍車がかかってきています。
もし、和食店をオープンしようとしているのであれば、くれぐれも調理がすべて現地採用の中華系の調理人で完結しないと、まず元が取れないのではないかと思います。
中間値やジニ係数を調べてなくて、肌感覚からくる推測で書き申し訳ありませんが、一人当たりGDPが日本人とほぼ一緒になったとはいえ、貧富の差が激しいために恐らく中間値ではまだまだ日本人の方が高いと思います。
なので、日本の方を労働力の主力メンバーとして考えているのであれば、考え直し、なんとか現地採用の中華系の方で違った形でサービスを提供することをお奨めします。
和食そのものは、ものすごくいま湧いていますので、食に自信のある方は、是非トライしてみるべきだと思います。
ただ、日本人が作るのではなく、人件費の安い方に作ってもらう仕組みをうまく考える必要があります。
世界遺産に和食が登録されましたので、今後和食自体はまだまだ発展していくと思います。
日本でも、中華料理店やイタリヤ料理はほとんど日本人が作ってます。
昔イタリア人に六本木のおいしいパスタ屋に連れて行きました。
「これは、イタリアのパスタとは違うけど、むちゃくちゃおいしい!」と完食していました。
和食もこんな風になっていくのではないでしょうか?
そういえば、いままで日本人のことを中心に書いてきましたが、次回はシンガポールおよび中国大陸の中国人について書いていこうと思います。
話がそれてしまいますが、今後世界の中心が二つになり、その一つがアメリカ、もう一つが中国になっていくのは避けることができない現実です。
なんせ、ベビーブーマーで新生児が1600万人の国です。
日本の人口の10%以上ですよ。
市場としては絶対見過ごせない国になると思います。
ただ、文化的にマルチグローバルな巨大企業がでるかというと、こちらはかなり難しいと感じています。
いっぺんに書くのはかなり大変なので、文化的な背景も含めて、ゆっくりと書いていきます。
最後に、典型的な日本人であればあるほど、中国人のメンタリティーを理解するのは難しいようです。
あなたが日本人としてうまくやれていなければいないほど、もしかしたらあなたは中国関連のビジネスで成功する可能性を秘めているかもしれません。
今日はこの辺で...。
シンガポールの娯楽
今日はちょっと硬い話から離れて、もしシンガポールに来たならば、あなたにとってシンガポールは楽しいとこになれるのか?ということについて書いてみたいと思います。
まず最初に、誰もが思うことは、シンガポールは小っちゃいので、すぐに飽きてしまうんじゃないかってことです。
東西50キロメートルほどの島なので、一番端から端まで車で走っても大体40分もあればついてしまいます。
ね、小さいでしょ。
ところがシンガポールには、実に様々なアトラクションがあり、土日を使って家族と一緒に行く場所には事欠きません。
ちょっと思いつくだけでも、ワールドセントーサ、ユニバーサルスタジオ、東洋一といわれる動物園、世界一と言われる水族館、イーストコーストバークで海を見ながらレンタサイクル、...。
もしあなたが独り身だとしても、年中無休の大人のプレイグラウンド、巨大カジノが2件もあります。
そして、奥様やお嬢様方には、シンガポールに散在する高級ショッピング通りやホテルの高級ブティックや一流ブランドの専門店が目白押しです。
どうです。素晴らしいでしょう!
そして、シンガポールにもしも飽きたとしても、プーケットやバリまであっという間についてしまう、東南アジアが誇る世界的ビーチリゾートが点在する中心に位置しています。
気が付きましたでしょうか?
そうなんです、お金さえあれば、シンガポールは天国なんです。
そして、和食の充実ぶりと言ったら半端ありません。ハワイのまずーい和食とはわけが違い、本格的な一流和食店が目白押しです。
しかし、こちらも高いんです。大体ラーメンは、ひとり1200円~1300円ぐらいでしょうか?
普通の定食っぽい和食なのにもかかわらず、大体1600円~2000円ぐらいです。ドリンク付けるともうちょっと行きますね。
お寿司は回転ずしでも、まぁひとり4000円~ってとこでしょうか?本格的なにぎりの店だと、一人前10,000円は最低でも覚悟しておいてください。
いま話した値段は、すべてお酒飲まない料理だけの話です。
シンガポールはお金持ちのための街なんです。
これからシンガポールで成功してお金を貯めようと思っても、日本の食生活をひきづったり、ちょっと遊んだりするともう貯金はたまりません。
そんな中で、別段成功していなくても、頑張っている途中の人でも、何とかシンガポールでやっていくことが苦にならないひとや、シンガポールがとてもあっていて楽しそうな人たちもいます。
そういった人に共通していることをこないだ見つけました。
それは、現地ローカルのシンガポーリアンが食べているごはんが、とっても美味しいと感じることができる人たちなんです。
いや~、食べ物って結構大きいですね。
シンガポールにはホーカーセンターと言われる、割と安い食堂の寄せ集めみたいな屋台村がいっぱいあります。シンガポールの家庭の外食比率は高いらしいので、庶民の見方って感じのフードコートです。
そして、そこのごはんはとっても安いんです。
私のお気に入りはカレーチキンなんですが、大体400円ぐらいでしょうか?
でも、私、どうしても口に合わなくて、他のものはほとんど食べれません。
もしあなたが試しにシンガポールに来て、ここで生活することを検討するようなときがあれば、是非現地のホーカーセンターのご飯を食べまくって見てください。
多くのメニューの口に会えば会うほど、あなたのシンガポールの生活は、きっと満足いくものになるでしょう。
では今日はこの辺で。
まず最初に、誰もが思うことは、シンガポールは小っちゃいので、すぐに飽きてしまうんじゃないかってことです。
東西50キロメートルほどの島なので、一番端から端まで車で走っても大体40分もあればついてしまいます。
ね、小さいでしょ。
ところがシンガポールには、実に様々なアトラクションがあり、土日を使って家族と一緒に行く場所には事欠きません。
ちょっと思いつくだけでも、ワールドセントーサ、ユニバーサルスタジオ、東洋一といわれる動物園、世界一と言われる水族館、イーストコーストバークで海を見ながらレンタサイクル、...。
もしあなたが独り身だとしても、年中無休の大人のプレイグラウンド、巨大カジノが2件もあります。
そして、奥様やお嬢様方には、シンガポールに散在する高級ショッピング通りやホテルの高級ブティックや一流ブランドの専門店が目白押しです。
どうです。素晴らしいでしょう!
そして、シンガポールにもしも飽きたとしても、プーケットやバリまであっという間についてしまう、東南アジアが誇る世界的ビーチリゾートが点在する中心に位置しています。
気が付きましたでしょうか?
そうなんです、お金さえあれば、シンガポールは天国なんです。
そして、和食の充実ぶりと言ったら半端ありません。ハワイのまずーい和食とはわけが違い、本格的な一流和食店が目白押しです。
しかし、こちらも高いんです。大体ラーメンは、ひとり1200円~1300円ぐらいでしょうか?
普通の定食っぽい和食なのにもかかわらず、大体1600円~2000円ぐらいです。ドリンク付けるともうちょっと行きますね。
お寿司は回転ずしでも、まぁひとり4000円~ってとこでしょうか?本格的なにぎりの店だと、一人前10,000円は最低でも覚悟しておいてください。
いま話した値段は、すべてお酒飲まない料理だけの話です。
シンガポールはお金持ちのための街なんです。
これからシンガポールで成功してお金を貯めようと思っても、日本の食生活をひきづったり、ちょっと遊んだりするともう貯金はたまりません。
そんな中で、別段成功していなくても、頑張っている途中の人でも、何とかシンガポールでやっていくことが苦にならないひとや、シンガポールがとてもあっていて楽しそうな人たちもいます。
そういった人に共通していることをこないだ見つけました。
それは、現地ローカルのシンガポーリアンが食べているごはんが、とっても美味しいと感じることができる人たちなんです。
いや~、食べ物って結構大きいですね。
シンガポールにはホーカーセンターと言われる、割と安い食堂の寄せ集めみたいな屋台村がいっぱいあります。シンガポールの家庭の外食比率は高いらしいので、庶民の見方って感じのフードコートです。
そして、そこのごはんはとっても安いんです。
私のお気に入りはカレーチキンなんですが、大体400円ぐらいでしょうか?
でも、私、どうしても口に合わなくて、他のものはほとんど食べれません。
もしあなたが試しにシンガポールに来て、ここで生活することを検討するようなときがあれば、是非現地のホーカーセンターのご飯を食べまくって見てください。
多くのメニューの口に会えば会うほど、あなたのシンガポールの生活は、きっと満足いくものになるでしょう。
では今日はこの辺で。
シンガポールに住む日本人
今日は、シンガポールに住んでいる日本人について書いてみたいと思います。
まず、一番多いのは、日本の会社の駐在社員さんですね。高い学歴と、高いサラリーをもらい、高い家賃のコンドミニアムに住んでいる方々です。
多くの企業が誰もが聞いた事のある有名な会社の社員さんです。
特に最近は日本から部署ごと移転させてくる会社も増えているようで、すれ違いざまに日本語を話している人の数が日に日に多くなっているような気がします。
そういえば、日本人学校に入る生徒の数がうなぎ上りに多くなって、毎年20%ぐらい増えてるという話も聞きました。
次のグループが現地採用の日本人社員さんです。日本の会社の現地派遣社員としてシンガポールや近隣のマレーシア等に勤務した後、日本に帰るよりアジアに残りたくなりそのままシンガポールで就職した方々です。
面白いのは、中高年では男性が多いのですが、若い方はむしろ女性が非常に多いです。海外留学や帰国子女の方々は、日本の文化の中ではどうも生きにくいので、いっそ日本を出てしまった方がストレスなく自分らしく生きられると思う方が多いのではないでしょうか?
そして次のグループが、何らかの事情でシンガポールで起業した人たち。私もその一人です。最初の動機はそれこそ千差万別で一概には言えません。一番多いのがシンガポールに赴任後、帰国の辞令とともにシンガポールに残ることを決断した人たちのように思いますが、最近は直接こちらで起業する方たちも増えてきました。
現地採用から独立するパターンも結構ありますね。こちらの現地採用の給料はとても安く、海外駐在組の人たちと比べると、住居や外食時に選択するレストランなど、大分制約されてしまいます。
それならば、ひとつ自分で何かやってみよう!と思う人がいても不思議ではないですね。
こういった方たちの横のつながりも、結構あったりします。
そして最後に完全に節税目的で移住してくる人たち(お金持ち)です。
この方々も本当にいろんなグループがあって、一番聞こえが良いのが、超有名上場企業のオーナー一族です。あまり具体的にはかけませんが、結構来ています。
私の直接の知り合いで、とってもお金持ちな人が、シンガポールに移住する計画をたててました。何度か相談を受けて、今年移住する予定でしたけど、結局直前で辞めた方もいらっしゃいます。
ちなみにその方は3つの上場企業のオーナーです。
いまは日本の相続税をまぬかれるのには、相続人、被相続人ともに5年以上海外に居なければいけません。
所得税対策でシンガポールに住むのは良いかもしれませんが、相続税対策だと、別にシンガポールでなくとも他にもいろんな国が候補に入ります。
話が横道にそれますが、シンガポールに居住する個人の場合、海外で発生した所得には課税されません。
また、シンガポール国内法人であっても3国間貿易である場合、海外源泉の売り上げがシンガポール国内の銀行口座に支払われなければ、課税対象になりません。
夢のような話ですが、この辺をうまく活用している法人はまだないようですね。
香港の登記法人も申請すれば、3国間貿易の利益にはまったく課税されませんが、申請手続きがちょっと面倒です。
話を元に戻します。
最後に節税目的で移住してきたグループには、ちょっとグレーな(人に言いにくいけど、違法ではない)仕事でお金を稼いでいるや、ブラック(違法)な仕事でお金を作った人がいます。
シンガポールはとっても小さい国なので、たった一人にでも自分のことを話すと、翌月には知り合いの輪に入っているほとんど全員がそのことを知っているという冗談みたいなことになる国です。
グレー(アングラ)ビジネスに携わっている人は、絶対に人に言ってはいけません。一人でもいってしまうと、全員の知るところとなり、知らないのは本人ばかりということになります。
最近のグレービジネスの方の仮の肩書ではやっているのは、「○○コンサルタント」です。
まぁ、別に悪いことをやっているわけではないので、構わないんですが、さっきも書いたようにここは日本人に限って言えば、エリートサラリーマンの多い国です。
いくら大金を稼いていても、アングラやグレーなビジネスでは、付き合いの輪の大きさが限定されてしまいます。
気にならない人にとっては大きなお世話ですが、気になる人は、なにか他の肩書をあらかじめ用意しておくことをお奨めします。
話し出すとめちゃくちゃ面白いエピソードがいっぱいあるのですが、ちょっと控えます。
ざっとシンガポールでは今書いたようなグループの人たちが、それぞれのグループ内で濃い付き合いをしています。
上場企業オーナー、アングラビジネス成金、現地採用サラリーマン、エリートサラリーマン、中小零細企業オーナー(含:私)などが、ごちゃっと同じエリアや、同じ社会生活を営む空間に住んでいる不思議な場所がシンガポールです。
あいさつ程度はしますが、異なるグループ間で深い付き合いをしているケースはあまりありません。(子供が同じ学校に通っているママさんは別だと思いますが...)
あと、最初に書いたようにここはエリートサラリーマンの駐在がとても多い国です。
白紙の履歴書を埋めるように相手のプロファイルを頭に入れる傾向があります。
わずか30,000人足らずの日本人が、とても小さいいくつかの限定されたエリアに集中して住んでいるので、本人が知らないところでどんな仕事をしているのか、すっかりばれてしまっています。
私個人は、どんな仕事をしているかというと、日本にひとつ、シンガポールに2つ、マレーシアに1つ会社を持っています。
ですが、そのうち、周りの人には、1つだけの仕事しか言っていません。
なぜ1つしか言わないかというと、1つの固い仕事を地味にやって頑張ってますって感じの方が、受けが良いからです。
他の仕事もとても固い仕事で、結構儲かっているのですが、あまり大口をたたかず、気を引き締めるためにも口外していません。
昔うまくいった仕事で調子に乗りすぎ、大勘違いから結構痛い思いをしたのがトラウマになっています。
あぁ、調子に乗ったまま人生を全うしたかったなぁ。
では、今日はこの辺で...
まず、一番多いのは、日本の会社の駐在社員さんですね。高い学歴と、高いサラリーをもらい、高い家賃のコンドミニアムに住んでいる方々です。
多くの企業が誰もが聞いた事のある有名な会社の社員さんです。
特に最近は日本から部署ごと移転させてくる会社も増えているようで、すれ違いざまに日本語を話している人の数が日に日に多くなっているような気がします。
そういえば、日本人学校に入る生徒の数がうなぎ上りに多くなって、毎年20%ぐらい増えてるという話も聞きました。
次のグループが現地採用の日本人社員さんです。日本の会社の現地派遣社員としてシンガポールや近隣のマレーシア等に勤務した後、日本に帰るよりアジアに残りたくなりそのままシンガポールで就職した方々です。
面白いのは、中高年では男性が多いのですが、若い方はむしろ女性が非常に多いです。海外留学や帰国子女の方々は、日本の文化の中ではどうも生きにくいので、いっそ日本を出てしまった方がストレスなく自分らしく生きられると思う方が多いのではないでしょうか?
そして次のグループが、何らかの事情でシンガポールで起業した人たち。私もその一人です。最初の動機はそれこそ千差万別で一概には言えません。一番多いのがシンガポールに赴任後、帰国の辞令とともにシンガポールに残ることを決断した人たちのように思いますが、最近は直接こちらで起業する方たちも増えてきました。
現地採用から独立するパターンも結構ありますね。こちらの現地採用の給料はとても安く、海外駐在組の人たちと比べると、住居や外食時に選択するレストランなど、大分制約されてしまいます。
それならば、ひとつ自分で何かやってみよう!と思う人がいても不思議ではないですね。
こういった方たちの横のつながりも、結構あったりします。
そして最後に完全に節税目的で移住してくる人たち(お金持ち)です。
この方々も本当にいろんなグループがあって、一番聞こえが良いのが、超有名上場企業のオーナー一族です。あまり具体的にはかけませんが、結構来ています。
私の直接の知り合いで、とってもお金持ちな人が、シンガポールに移住する計画をたててました。何度か相談を受けて、今年移住する予定でしたけど、結局直前で辞めた方もいらっしゃいます。
ちなみにその方は3つの上場企業のオーナーです。
いまは日本の相続税をまぬかれるのには、相続人、被相続人ともに5年以上海外に居なければいけません。
所得税対策でシンガポールに住むのは良いかもしれませんが、相続税対策だと、別にシンガポールでなくとも他にもいろんな国が候補に入ります。
話が横道にそれますが、シンガポールに居住する個人の場合、海外で発生した所得には課税されません。
また、シンガポール国内法人であっても3国間貿易である場合、海外源泉の売り上げがシンガポール国内の銀行口座に支払われなければ、課税対象になりません。
夢のような話ですが、この辺をうまく活用している法人はまだないようですね。
香港の登記法人も申請すれば、3国間貿易の利益にはまったく課税されませんが、申請手続きがちょっと面倒です。
話を元に戻します。
最後に節税目的で移住してきたグループには、ちょっとグレーな(人に言いにくいけど、違法ではない)仕事でお金を稼いでいるや、ブラック(違法)な仕事でお金を作った人がいます。
シンガポールはとっても小さい国なので、たった一人にでも自分のことを話すと、翌月には知り合いの輪に入っているほとんど全員がそのことを知っているという冗談みたいなことになる国です。
グレー(アングラ)ビジネスに携わっている人は、絶対に人に言ってはいけません。一人でもいってしまうと、全員の知るところとなり、知らないのは本人ばかりということになります。
最近のグレービジネスの方の仮の肩書ではやっているのは、「○○コンサルタント」です。
まぁ、別に悪いことをやっているわけではないので、構わないんですが、さっきも書いたようにここは日本人に限って言えば、エリートサラリーマンの多い国です。
いくら大金を稼いていても、アングラやグレーなビジネスでは、付き合いの輪の大きさが限定されてしまいます。
気にならない人にとっては大きなお世話ですが、気になる人は、なにか他の肩書をあらかじめ用意しておくことをお奨めします。
話し出すとめちゃくちゃ面白いエピソードがいっぱいあるのですが、ちょっと控えます。
ざっとシンガポールでは今書いたようなグループの人たちが、それぞれのグループ内で濃い付き合いをしています。
上場企業オーナー、アングラビジネス成金、現地採用サラリーマン、エリートサラリーマン、中小零細企業オーナー(含:私)などが、ごちゃっと同じエリアや、同じ社会生活を営む空間に住んでいる不思議な場所がシンガポールです。
あいさつ程度はしますが、異なるグループ間で深い付き合いをしているケースはあまりありません。(子供が同じ学校に通っているママさんは別だと思いますが...)
あと、最初に書いたようにここはエリートサラリーマンの駐在がとても多い国です。
白紙の履歴書を埋めるように相手のプロファイルを頭に入れる傾向があります。
わずか30,000人足らずの日本人が、とても小さいいくつかの限定されたエリアに集中して住んでいるので、本人が知らないところでどんな仕事をしているのか、すっかりばれてしまっています。
私個人は、どんな仕事をしているかというと、日本にひとつ、シンガポールに2つ、マレーシアに1つ会社を持っています。
ですが、そのうち、周りの人には、1つだけの仕事しか言っていません。
なぜ1つしか言わないかというと、1つの固い仕事を地味にやって頑張ってますって感じの方が、受けが良いからです。
他の仕事もとても固い仕事で、結構儲かっているのですが、あまり大口をたたかず、気を引き締めるためにも口外していません。
昔うまくいった仕事で調子に乗りすぎ、大勘違いから結構痛い思いをしたのがトラウマになっています。
あぁ、調子に乗ったまま人生を全うしたかったなぁ。
では、今日はこの辺で...
シンガポールでは、どんな仕事で起業するのが良いのか?
シンガポールでどんな仕事がうまくいくと思いますか?
一番最初に考えなければいけないのは、シンガポールは人口が少ないってことです。
いま、外人も入れて、500万人台ですね。
東京都よりも少ないんです。
ってことは、実はネットショップを立ち上げて、物を売ったりするモデルはまず儲かりません。
一時日本の本当に良いものをえりすぐって販売するウェブサイトが立ち上がってたようですが、全く売れなかったそうです。
それは、そうですよね。人口が1億3000万人の日本でも楽天に出店してもなかなか簡単に売れるわけではないでしょうし。
では、どんな仕事が良いのか?
シンガポールで成功している日本の方を見てみると、ほとんどが下記の3つのいずれかに入ります。
1.シンガポール在住の日本人を相手にする商売
2.日本の物をシンガポール人を含む多くの人に販売する商売
3.節税目的のためとりあえずシンガポールで会社作っている人
1.については、引越し屋さんとか、不動産紹介会社とか、日本食レストランとかですね
2.は、日本食なども含まれますが、客単価を安くして、シンガポールの人にも受け入れられるようにした商品やサービスです。
3.はヘッジファンドのファウンダーや元々の金持ちで節税目的でシンガポールに住んでいる人。
で、1.や2.を中心に話していくんですけど、ひとつ注意点があります。
今シンガポールで成功している人は、もうずいぶんも前にシンガポールに来て苦労されていた方がほとんどで、どちらかというと、シンガポールの成長や日系企業の進出とともに大きくなってきました。
そして、日本人を相手に商売をするという意味では、あまりにもパイが小さいため、似たような業種やサービス、商材では、参入して成功できる余地があまり無いってことです。
だからこれから来る場合は、シンガポールで今までにない日本食だとか、サービスで始めるのが良いと思います。
あと、もう一つ、
めちゃくちゃ大きく儲けるというよりも、低率の法人税を支払いながら、自分のスタイルで仕事ができるファミリービジネスを育てるぐらいの方が良いと思います。
所詮500万人しか人口のいない国なので、一番うまくいっている日本人の企業でも、売り上げは年間20億円ぐらいが精いっぱいだと思います。
もちろん売上20億円でもシンガポールであれば、かなりの利益が残る場合が多し、そもそも売上20億のビジネスを作り上げたこと自体素晴らしいことです。
が、私がここで言いたいのは、一番成功している方のビジネスでも売上が20億円(多分利益は数億円)。
なので、そこがピラミッドの頂点だとすると、一般的には数千万円ぐらいの利益が出るビジネスをつくることが、シンガポールで期待できる平均的な成功モデルではないかということです。
言い換えると、めちゃくちゃ儲けたい人、飛んでもなく達成意欲が高い人は、むしろ日本に居てチャンスをうかがうことをお奨めします。
そうではなくて、なんというか、
○自分の性格やものの考え方、スタイルが平均的な日本人とはちょっと違う、
○アジアや海外の方が、自分の性にあっているので、安定したビジネスをつくり、自分らしく生きたい
と、いった感じの方は、シンガポールに来て頑張ってみるのも良いのではないでしょうか?
そんな人は、今いる環境から脱した自分を夢見つつ、日本にある商品やサービスでシンガポールにないものは、一通り検討してはどうでしょうか?
シンガポールも楽ではないですが、スモールビジネスであれば、日本よりはまだ成功できる可能性があるように思います。
一番最初に考えなければいけないのは、シンガポールは人口が少ないってことです。
いま、外人も入れて、500万人台ですね。
東京都よりも少ないんです。
ってことは、実はネットショップを立ち上げて、物を売ったりするモデルはまず儲かりません。
一時日本の本当に良いものをえりすぐって販売するウェブサイトが立ち上がってたようですが、全く売れなかったそうです。
それは、そうですよね。人口が1億3000万人の日本でも楽天に出店してもなかなか簡単に売れるわけではないでしょうし。
では、どんな仕事が良いのか?
シンガポールで成功している日本の方を見てみると、ほとんどが下記の3つのいずれかに入ります。
1.シンガポール在住の日本人を相手にする商売
2.日本の物をシンガポール人を含む多くの人に販売する商売
3.節税目的のためとりあえずシンガポールで会社作っている人
1.については、引越し屋さんとか、不動産紹介会社とか、日本食レストランとかですね
2.は、日本食なども含まれますが、客単価を安くして、シンガポールの人にも受け入れられるようにした商品やサービスです。
3.はヘッジファンドのファウンダーや元々の金持ちで節税目的でシンガポールに住んでいる人。
で、1.や2.を中心に話していくんですけど、ひとつ注意点があります。
今シンガポールで成功している人は、もうずいぶんも前にシンガポールに来て苦労されていた方がほとんどで、どちらかというと、シンガポールの成長や日系企業の進出とともに大きくなってきました。
そして、日本人を相手に商売をするという意味では、あまりにもパイが小さいため、似たような業種やサービス、商材では、参入して成功できる余地があまり無いってことです。
だからこれから来る場合は、シンガポールで今までにない日本食だとか、サービスで始めるのが良いと思います。
あと、もう一つ、
めちゃくちゃ大きく儲けるというよりも、低率の法人税を支払いながら、自分のスタイルで仕事ができるファミリービジネスを育てるぐらいの方が良いと思います。
所詮500万人しか人口のいない国なので、一番うまくいっている日本人の企業でも、売り上げは年間20億円ぐらいが精いっぱいだと思います。
もちろん売上20億円でもシンガポールであれば、かなりの利益が残る場合が多し、そもそも売上20億のビジネスを作り上げたこと自体素晴らしいことです。
が、私がここで言いたいのは、一番成功している方のビジネスでも売上が20億円(多分利益は数億円)。
なので、そこがピラミッドの頂点だとすると、一般的には数千万円ぐらいの利益が出るビジネスをつくることが、シンガポールで期待できる平均的な成功モデルではないかということです。
言い換えると、めちゃくちゃ儲けたい人、飛んでもなく達成意欲が高い人は、むしろ日本に居てチャンスをうかがうことをお奨めします。
そうではなくて、なんというか、
○自分の性格やものの考え方、スタイルが平均的な日本人とはちょっと違う、
○アジアや海外の方が、自分の性にあっているので、安定したビジネスをつくり、自分らしく生きたい
と、いった感じの方は、シンガポールに来て頑張ってみるのも良いのではないでしょうか?
そんな人は、今いる環境から脱した自分を夢見つつ、日本にある商品やサービスでシンガポールにないものは、一通り検討してはどうでしょうか?
シンガポールも楽ではないですが、スモールビジネスであれば、日本よりはまだ成功できる可能性があるように思います。
シンガポール 資本金1ドルから会社作れるって本当?
今日は資本金の話。
シンガポールの会社は資本金1$から設立できます。
シンガポールの経理事務所では、ほとんどが会社設立のサポートサービスを行っていますが、私の知り合いの会計士が、ついこないだドイツ人の会社設立を$1で行ったって言ってました。
でも、条件あるそうです。
これがメーカーだったりすると、どだい$1で、工場を建設したり多くの工員を雇ったりすることができないので、最初から会社設立届が受理されないそうです。
で、そのドイツ人の設立する会社の主な業務がコンサルティングの会社だって言ってました。コンサルティングなら必ずしもオフィス借りなくてもできるし、設備投資もいらないので、設立が可能だったそうです。
シンガポールって結構実質的な部分を重要視している国です。
で、$1と書くと、ちょっと疑問がわいてきます。
シンガポールの居住権は、多くの場合、勤務する会社が当局に申請することで許可が下ります。
そして申請した分の給与を会社が支払うことが申請に必要な条件になっています。
仮に、売り上げや利益が出なかった場合、資本金が$1しかなかった場合、どうやって申請時に記載した給与を支払うのか?
不思議に思って聞いてみたら、申請時に申告した給与を実際に支払わなくても、居住者がそれに見合う所得税を支払えばそれで構わないそうです。
なるほど、うまくできていますね。
この辺の細かい部分の知識は、日本人の経理事務所よりもローカル(現地シンガポール人のこと)の運営する経理事務所の方が豊富なようです。
価格も安いですし。
ただ、英語が出来ない場合は、結構大事な話を聞き漏らすと困る場合もあるので、日本人の経理事務所をお奨めします。
他にも、
設立費用っていくらぐらいなの?
役員の人数は?
役員はシンガポールに住んでなきゃいけないの?
など、実際に会社設立しようとすると、確認したくなることが一杯でてきますが、移住してみた後の生活面のことも含めてゆっくり書いていこうと思います。
細かい点は気になりますが、設立自体はあっけないほど簡単にできますよ。
料金もたしか、日本円で6~7万円ぐらいだったと思います。
今日はこの辺で...
シンガポールの会社は資本金1$から設立できます。
シンガポールの経理事務所では、ほとんどが会社設立のサポートサービスを行っていますが、私の知り合いの会計士が、ついこないだドイツ人の会社設立を$1で行ったって言ってました。
でも、条件あるそうです。
これがメーカーだったりすると、どだい$1で、工場を建設したり多くの工員を雇ったりすることができないので、最初から会社設立届が受理されないそうです。
で、そのドイツ人の設立する会社の主な業務がコンサルティングの会社だって言ってました。コンサルティングなら必ずしもオフィス借りなくてもできるし、設備投資もいらないので、設立が可能だったそうです。
シンガポールって結構実質的な部分を重要視している国です。
で、$1と書くと、ちょっと疑問がわいてきます。
シンガポールの居住権は、多くの場合、勤務する会社が当局に申請することで許可が下ります。
そして申請した分の給与を会社が支払うことが申請に必要な条件になっています。
仮に、売り上げや利益が出なかった場合、資本金が$1しかなかった場合、どうやって申請時に記載した給与を支払うのか?
不思議に思って聞いてみたら、申請時に申告した給与を実際に支払わなくても、居住者がそれに見合う所得税を支払えばそれで構わないそうです。
なるほど、うまくできていますね。
この辺の細かい部分の知識は、日本人の経理事務所よりもローカル(現地シンガポール人のこと)の運営する経理事務所の方が豊富なようです。
価格も安いですし。
ただ、英語が出来ない場合は、結構大事な話を聞き漏らすと困る場合もあるので、日本人の経理事務所をお奨めします。
他にも、
設立費用っていくらぐらいなの?
役員の人数は?
役員はシンガポールに住んでなきゃいけないの?
など、実際に会社設立しようとすると、確認したくなることが一杯でてきますが、移住してみた後の生活面のことも含めてゆっくり書いていこうと思います。
細かい点は気になりますが、設立自体はあっけないほど簡単にできますよ。
料金もたしか、日本円で6~7万円ぐらいだったと思います。
今日はこの辺で...
シンガポールに移住して3年、ブログ始めます
既にシンガポールの会社がふたつになりました。
何の仕事をしているかを書くと、知り合いが読んだらすぐに私だとばれてしまうので、ちょっと書けません。
これからゆっくりと、シンガポールでの生活を振りながら、これから起業する人のためになる内容にしたいと思っています。
まずは、今日は、ご挨拶。
これからよろしくお願いします。
何の仕事をしているかを書くと、知り合いが読んだらすぐに私だとばれてしまうので、ちょっと書けません。
これからゆっくりと、シンガポールでの生活を振りながら、これから起業する人のためになる内容にしたいと思っています。
まずは、今日は、ご挨拶。
これからよろしくお願いします。